最近よく耳にする「リースバック」とはどんな仕組みでしょうか。
通常は自宅を売却し、ほかで賃貸で住むことが多いでしょう。
リースバックは、自宅を一旦売却しますが、その同じ家で家賃を支払って住み続ける方法です。
まず、自宅などの所有不動産を第三者(投資家や不動産会社など)に売却します。そして、その売却先と賃貸借契約を結び、賃貸物件としてそのまま住み続けるという仕組み。
引っ越しの必要がありませんし、住み慣れた家に住み続けることができるという安心感もあります。
家族に寝たきりの人がいたり、ペットがいたり、いろんなケースでそのまま住み続けたいとリ2020ースバックを望まれる方も多いと思います。
リースバックで重要になるのが、その不動産を購入してくれる第三者(投資家)です。任意売却によるリースバックは複雑な不動産取引。購入した新たな所有者と、元の所有者がお互い信頼し協力野元契約を交わすことが大切です。
家賃を払って自宅として住み続けた後、自宅の買戻しが可能な場合もあります。収入が一時的に減少するが、将来は回復できるのであれば、その時にか買い戻すことができます。ただし、売り出した時より高くなっていることが多いので、方法としてはありますが、実際は容易ではありません。
メリット
- 売却によって、まとまった現金を手にできる。思い出や思い入れの詰まった自宅に住み続けることができる。
- 引越しなくていい。
- 広く販売活動をすることがないので、売却したことを近隣に知られない。
デメリット
- 家賃を支払わないといけません。
- 賃貸契約のルールを守る必要がある。
- ずっと住み続けることができるわけではない。
- 買い戻しも売却した価格よりも価格は高くなるケースが多い。
一見、リースバックはまとまった現金が用意できて、しかも今まで通りに住み続けられる・・・といういい面ばかりを見てしまいがちですが、しっかりシビアな現実があることを考えることも必要でしょう。