(5)任意売却のデメリット

任意売却のメリットについては(4)任意売却のメリットで述べた通りですが、ここでは特にデメリットについて詳しくお話しましょう。

(1)連帯保証人などの同意が必要

任意売却するつもりの住宅ローンに連帯保証人がいる場合、そのかたの同意が必要となります。
連帯保証人の連絡先がわからない、連絡が取れない、売却の承諾を得られないといった場合には、任意売却はできません。

競売の場合は、裁判所が売却を強制実行するので連帯保証人の同意は必要ありません。

(2)銀行や保証会社との交渉、手続きが必要

任意売却では、債権者の同意があって初めて不動産売却が可能となるので、あらかじめ債権者の同意が必要となります。
初めての経験である債権者がこのことを行うには限界があります。
任意売却会社に依頼しても、交渉は債権者ご自身がしなければならないところもありますので、どこに依頼するかが重要となります。
債権者との交渉までやってもらえるのかどうかを確認してください。
任意売却は経験とスキルが必要です。
最初に任意売却会社を間違えると大変な苦労をしますのでご注意ください。

(3)内覧に立会う必要がある

競売の場合は立ち会う必要がありませんが、任意売却の場合は一般の不動産売却と同じように中を見せる必要があります。

(4)必ず成功するとは限らない

任意売却は、債務者を救済するためにあります。少しでも残債を減らし、その残債をどうやって返済していくか交渉し、生活を立て直すためにあります。ただし、必ず成功するとは限りません。
任意売却が成功しなかった場合は、競売になります。
任意売却を成功させるためには、出来るだけ早くから相談し、不動産売却を正確に迅速に進めていかなければなりません。
任意売却の経験値が浅い業者に依頼すると成功率が下がるので、任意売却の経験豊富な、そして債務者の気持ちを汲み取ってくれる業者を探すことが大切です。

(5)ブラックリストに載る

誤解されがちですが、任意売却をするからブラックリストに載るわけではありません。
住宅ローンの返済が遅れる、滞納することによってブラックリストに載ることになります。
ですから、任意売却であっても競売であっても、いずれも滞納をすることによってブラックリストに載ることになります。

NEXT (6)任意売却のすすめかた